Pioneer DVR-XD10J
データ補間なしでリッピング
オーディオCDのリッピングを意識したパイオニアのドライブです。
外付けです。
PCケースからパーツをなるべく外に出したいと思っていたので購入しました。
この製品のコンセプトは「なるべくデータ補間をしないで読み取る」ことだと思われます。
小生のようにずぼらなCD管理をしていると気に入ったディスクほど汚れが激しいです。
また新品でもエラーが出るディスクもあります。
2千枚ほどあるいろんな状態のディスクをなるべく正確にリッピングするには、
・きれいなディスクはデータを変えない
・問題があるディスクもデータ補正は最小限する
といったところが肝でしょうか。
もちろん、きれいに読み込めないディスクは買い直すという手もありますが...!
Pure Read+
ということで、このドライブが面白いのはハード側に3つの読み取りモードを備えていることです。
これはパイオニア独自のPure Readという機能です。
3つの読み取りモード
「パーフェクト」
一切補正をしない。読み取れない場合はアルゴリズムを変更して読み取れるまで数回試行。それでも読み取れなかったらリッピングを停止する。
「マスター」
パーフェクトと同じ動作ですが、最終的に読み取れなかったときにデータ補間を行う。
「標準」
リードエラーが出たら補間を行う。一般的なドライブと同様のモード(?)
モードの切り替えは付属のドライバユーティリティでボタンを押すだけです。
設定をハード側に保存することができるオプションもあります。 |
DVR-XD10J + dbPowerampでリッピング
最初はもちろんパーフェクトモードでリッピングします。
途中で停止しなければパーフェクトなリッピングが行えたということです。
リッピングが停止してしまった場合はディスクをクリーニングしてやり直しています。
それでもダメならマスターモードで必要な箇所だけ補間しながらリッピングします。
最近リッピングソフトはdbPowerampのCDGrabを使っています。
Pure Read機能を使いたいのでソフト側の補正機能はすべて切って、念のためAccurate Ripで読み込まれたデータを確認しています。
パーフェクトに読めないトラックはエラーとしてスキップ。 |
Accurate Ripのデータベースに載っていないディスクでもピュアリードのパーフェクトモードで読み取りが完了すれば安心できます。
マスターモードに変えて補間してリッピング。これは最悪の状態のディスクです(笑) |
惜しいと思った点
1.
設定変更をする際に付属CD-ROMを起動する必要がある。
2.
デスクトップPCで使うには付属の二股USBケーブルが短すぎる(実測50cm)。
「1」については付属CD-ROMの中からドライバユーティリティの実行ファイルが入っているフォルダをPCの適当なところにコピーしてしまうことで多少楽になります。
"root:\Bin\SEION "
Pioneer Drive Utility.exe で起動。 |
「2」については手持ちの市販USBケーブル(コネクタひとつのもの)で済ませたいので、メーカーに問い合わせてみました。
Q. USBケーブルは付属の二股のもの以外で使用すると問題がありますか?
A. USBケーブルを二股にしたのはPC側の電力供給に問題がある場合を想定しています。ドライブが通常に動作していれば市販のUSB2.0ケーブルで大丈夫です。
ということで長めのUSBケーブルで運用しています。
別売りで電源アダプターが用意されているようですが、本体価格の半分以上の価格ですので購入に迷っています。
なぜか...
このドライブでリッピングすると音がいいのです!
XD10Jの前はL社の内蔵ドライブ、さらにその前は違うお国のL社のドライブを使っていましたが...。
同じAccurate Rippingで照合しているのに不思議です。
理由はよくわかりません!
今日まで頑張ってリッピングしたデータは消去しました。
やり直しです...
パイオニア USB2.0接続 外付型ポータブル DVD/CDライター DVR-XD10J
<参考サイト>
パイオニア DVR-XD10J
http://pioneer.jp/dvdrrw/dvr-xd10j/index.html
パイオニア Pure Readについて
http://pioneer.jp/dvdrrw/pureread/
dbPoweramp
http://www.dbpoweramp.com/